2011年頃から脅かされていた

この中国の快進撃は日本にしてみれば脅威以外の何者でもありません。かつては世界シェアもトップレベルだったのが、2015年には8割以上が中国に奪われてしまっている。それだけ勢いがあるとも分析できますが、一番の被害を受けているのは日本ではなくアメリカの存在を忘れてはいけません。

日本が東日本大震災で大変な年を迎えていた頃、アメリカの太陽光発電メーカーは軒並み倒産の憂き目に合うほどに中国メーカーによって雇用問題とも言わざるをえない、経済的ダメージを受け続けていた。不当廉売した商品を扱う中国メーカーに耐えかねて一部の企業はアメリカ商務省と国際貿易委員会に提訴するなどして対策を講じてきましたが、現在までの状況を見る限りではあまり抑制させられなかったようです。

そんなこんなであっという間に世界市場で着実に地盤を固めて躍り出た中国ですが、このままおめおめと引き下がるわけにもいかないのが世界の太陽光発電市場で活躍する企業たちです。その中には当然日本も含まれています、以前は半数のシェアを固辞していたのも過去の栄光となっているので、日本はどうすればいいのかを考えてみる。

ソーラーパネルってどうなんですか?

太陽光発電の成功は、完結していること

再生可能エネルギーは何処の国も共通で、同じ技術を用いて生み出せるほど甘いモノではありません。日本を見てもらえれば分かると思いますが、太陽光発電に関しては少しずつシェアを伸ばしていっていますが、風力発電については累積導入量こそ増えているものの、それを活用できるまでになっているかと言われたらかなり難しいところにある。そもそも自然エネルギーの活用についても各々の国で技術は微妙に異なっているものだ。どうしても異なってしまう、そう言ったほうが適切かもしれません。

日本には日本の、中国には中国の、そしてアメリカやイタリア、そしてドイツといった各国の土地それぞれ特徴が違っている。共通する点こそあれど、土地柄を考慮した技術革新を行っていかなければ、市場として完成は出来ない。日本が今求められているのは、そうした太陽光発電を始めとした再生可能エネルギーを自国ならではのノウハウで完結させる事が一番の課題だ。

では今はどうかと言われれば見て分かるように、様々な問題が内包したままの状態で施策を広げるだけ広げて、問題は後になって解決すればいいというスタンスになっている。先に話した反射熱によって自宅が天然サウナになってしまった人、勧められるがまま導入したせいで以前より光熱費が上がって生活が苦しくなってしまった人と、色々なケースが発生している始末だ。こんな問題だらけで受け入れろと言われて納得できる人などいるはずもない。

まずは日本独自とも言える再生可能エネルギーを効率よく生み出して利用し、それにシフトすることの利点を明確にするだけの技術開発こそ、今の日本がすべき点と言っていいでしょう。

太陽光発電が気になる方へ

例外と称される日本の太陽光発電市場

開発に勤しむべきだとする日本の内情もあるが、この国はこの国ならではの障害が独自に形成していて、実は世界的に見て太陽電池に関しては市場参入がしにくいという、面白い状況が形成されています。それを端に示すのが中国で現在太陽電池市場でその名を不動のものとするだけの勢いを伸ばしている『インリーソーラー』が挙げられます。

2014年の太陽電池の出荷量という名目で中国・日本・アメリカ・ドイツの4カ国それぞれで集計された結果、上記のインリーソーラーが日本以外の3市場で1位もしくは2位という記録を打ち立てています。同国内でも太陽電池といえばインリーソーラーといわれるくらいにブランド化されているので、中国国内では超有名企業と業界においては呼べるかもしれません。アメリカはそんな中国企業をなんとか抑えようとしていたと話しましたが、説得力を持たせるには十分過ぎる話題と言っていいでしょう。

では逆に日本市場ではどのメーカーが一番有名なのかと探してみると、下記の通りだ。

  • 1位:シャープ
  • 2位:京セラ
  • 3位:ソーラーフロンティア

見てもらえれば分かるように、全てが日本企業となっている。インリーソーラーは日本市場の中で9位というなんとか辛うじて10位以内にランクイン出来たというのが本音だ、海外企業においてはなんとか日本の市場に参入しようと企んでいるところもありますが、日本国内において他国の企業よりも自国製品のものが一番信じられるといった、そういった偏見が存在しているのかもしれません。

だからこそあまりに閉塞すぎるのではないかと問題にするべきだと思った人も少なからずいるかと思います。辿ってきた歴史は違えど、日本は日本ならではの強みを活かしつつ、自国で太陽光発電を完璧なものにするべき、今はそれを最優先にするべき時に差し掛かっているのかもしれませんね。